実績詳細

フィラリアの濃厚感染犬

種類 ビーグル
年齢 5
診療科目 内科 呼吸・循環器科 
症状 朝からぐったりしている。胸が腫れている

症状の概要

蚊に吸血されることによって皮内から犬糸状虫(フィラリア)に感染すると、フィラリアは体内を巡り右心室や肺動脈に成虫として存在する。感染量が多くなると、心臓内に沢山の虫体が存在することによるうっ血性心不全を主症状とする大静脈症候群(ヴェナケバ症候群)に進行する。感染後のフィラリア症の治療は犬に症状が出ていない場合にはフィラリア予防薬の通年投与などの内科療法を行う。軽度から中程度のうっ血性心不全症状が認められる場合には麻酔下で頸静脈からの虫体吊り出し術が選択されることがある。重度の大静脈症候群まで進行してしまうと、有効な治療法はない。

検査結果

元気消失し、自力で頭をあげられないレベルまで衰弱している。

 

また、重度の心雑音(6/6)が聴取され、胸壁の目視でも心拍の確認ができた(動画)

 

可視粘膜蒼白し、左急速水平眼振を起こしていた。

 

 

 

問診の結果、フィラリア症の予防を数年にわたり行っていない可能性が高かったため、酸素吸入を行いながら心エコー検査を実施した

 

 

 

 

右心房内に大量のフィラリア成虫体が確認されたため、フィラリア濃厚感染による大静脈症候群と診断された。

 

 

治療方法

非常に状態が悪化しているため、有効な治療法はない。

治療・術後経過

診断直後に大量の肺水を排出し、心停止に至った。

 

 

担当医:白井 顕治

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