実績詳細

オオカミ犬の心臓腫瘍

種類 オオカミ犬
診療科目 腫瘍科 
症状 なし

症状の概要

心臓腫瘍は珍しいものではなく、超音波検査を行っていると発見することができます。心臓に発生しやすい腫瘍としては、異所性甲状腺がんや血管肉腫などが報告されていますが、そのほかの腫瘍である可能性もあります。特に腹腔内の脾臓や肝臓に血管肉腫が存在する場合には転移の後発部位となることが知られています。心臓に腫瘍が発生すると心タンポナーデという心臓の周りに水が溜まってしまい、心臓がうまく広がれない状態になってしまうことがあります。いずれにおいても、健康寿命を維持するために、定期検診で病気の早期発見を心がけましょう。

検査結果

健康診断で胸部超音波検査を受診した結果、右心房付近に腫瘤を確認した。

 

 

異所性甲状腺がんもしくは血管肉腫を疑って全身を精査したが、甲状腺ホルモンは正常範囲内であり、腹腔内の肝臓や脾臓にも腫瘍性病変は認められなかった。

精査および治療の可否を決めるため、二次診療施設(東京大学付属動物医療センタ-)を受診

CT撮影の結果、右心房領域に直径10センチを超える腫瘍性病変を確認。

手術は難しいという判断だった。また、放射線療法も提示されたが、行わなかった。

 

現状より右心房原発性の血管肉腫が疑われた。

 

 

治療方法

心肺機能を確認しつつ、貯留してきた胸水を抜去する対症療法を行った。

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