症状から治療法を探す

ペットが生活していると、時に普段と異なる行動をとることがあります。そう言った行動が病気の兆候なのか、それともたまたま行ってしまったものかをご自宅で判断するのは難しいことがあります。また、食欲や排尿・排便も体調によって変化するものですが、それが検査や治療が必要なほどのものなのかという判断も簡単ではないと思います。
このページでは、さまざまな病気で来院されたペットたちの診断や治療経過を掲載させていただきます。ご自身のペットの症状と比べたり、いざというときのペットの変調に対応できるように活用して頂ければと思います。
(※病状が似ていても、病気が異なることは珍しくありません。自己診断を行わないようお気を付け下さい。)

呼吸が荒い

呼吸の速度は運動や発熱、緊張や痛みで上昇することが知られています。お散歩や遊んだ後でもないのに呼吸の回数が早いときには、何かしらの病気のサインである可能性があります。 また、呼吸様式によっても疑われる病気は異なってきます。 呼吸が荒い・呼吸が苦しそうという症状の多くは呼吸器や心臓の病気であることが疑われますので、こちらの症例を受診に当たっての参考にご覧ください。

目が白い

眼に異常が生じると、さまざまな色調に変化して見えることがあります。眼が白く見えることについては、部位ごとに疑われる病気が異なります。表面の角膜が白くなってしまっている場合には、遺伝的な疾患や炎症、浮腫が起きていたり、角膜に傷が付いていることが疑われます。また、その奥のレンズ(水晶体)が白く見える場合には加齢性変化や白内障などが疑われます。 積極的な治療が必要なものから、進行予防のための点眼を行ったほうが良いものもありますので、ペットの目が白いと感じたときの参考にこちらの症例をご覧ください。

下痢が出る

通常の便と比較して水分を多く含んだ便を排泄する状態を下痢といいます。下痢は程度によって、軟便や水様便、粘液便、粘血便、血便、黒色便などに分類されます。下痢は主に消化管の異常、病気の症状として発症する症状ですが、中にはホルモンの異常などでも起きることがあります。 また、便は生理的にも軟らかくなることがありますので、下痢という症状が起きた場合、すべてが病気というわけではありません。 こちらに生理的・病的な下痢という症状が出る病気について症例を挙げさせていただきますので、ペットの症状の確認にご覧ください。

腫れている

ペットの体、主にからだの表面の皮膚の一部がぽこっと腫れていることがあります。抱っこをしたときに気づいたり、トリミングの際に発見されることもあります。 体の一部分が腫れている際には、まず大きく分けて腫瘍と、腫瘍ではないものの可能性があります。 腫瘍である場合には、大きく分けて良性と悪性に分けられます。 また、腫瘍ではないものであった場合、たとえば水や膿が溜まっていたり、感染やアレルギー性の炎症で腫れている可能性が考えられます。 年齢や性別、品種や腫れ物ができた年齢、場所によって考えられることが異なります。腫れ物ができた際には中の細胞を検査し、診断を行ってから外科手術や経過観察などの治療方針を決定することが大切です。 ここでは体の一部が腫れてしまった症例を挙げさせていただきますので、ペットの症状の参考にご覧ください。

口が臭う

ペットの口臭が気になる際には、程度はさまざまですが歯周病や口内炎が存在している可能性が疑われます。 歯周病や口内炎は、歯垢反応性や細菌感染性・ウイルス性・刺激性・腫瘍性などさまざまな原因でおきることがあります。また、口臭に伴って食欲が減ってきたり、よだれが多くなったりするケースもあります。 ここではペットの歯周病や口内炎の症例や治療を挙げさせていただきます。ペットの健康管理の参考にご覧ください。

吐く

口から、食べたものや液体を出すことを、吐くという症状でまとめました。正確には、胃や腸の内容物を出す「嘔吐」という症状と、食道内のものを吐き出す「吐出」という症状に分かれます。 嘔吐が認められる場合には、物理的、もしくは機能的に消化管の通過性が悪くなってしまっていることが考えられます。物理的の場合には、腫瘍による消化管の閉塞や、異物の誤嚥による閉塞、腸重積による閉塞などが考えられます。 機能的な場合には、食中毒や胃腸炎、または消化管以外の神経やホルモン、腎臓の病気などでも場合によっては嘔吐が起こる場合があります。嘔吐が起きた場合には、吐く回数や吐いたタイミングなどが非常に重要な情報になりますので、簡単に記録をして来院ください。こちらには嘔吐・吐出を呈する症例をあげましたので、参考にご覧ください。

食欲がない

元気な時と比較して、食べる食事の量が少ないような症状に関連した病気を紹介します。食欲が減ったと感じた時には、体重の変動が非常に重要な情報となります。体重が同じだったり、増えていたりする場合には、食事以外のおやつで必要なカロリーを摂取している可能性や腹水や胸水が貯留して見かけ上体重が維持されている場合があります。また、体重が減少している場合には心臓や消化器、腎臓や内分泌系臓器に慢性疾患がある事が疑われます。腫瘍性疾患が隠れている場合もあります。食欲が減ったと感じた場合には、水以外に口にしたものを記録し、動物病院で診察を受けることをお勧めさせていただきます。

元気が無い

「元気がない」「いつもと様子が違う」というのは非常に非特異的であるため、問題である部位を見つけるためには問診や他の臨床検査が重要となってきます。普段の様子が分かっている方と一緒に問診・診察を受けましょう。

トイレに何回も行く

いつもと比べてトイレに頻繁に行く場合、まず大きく分けて排便と排尿のどちらに異常があるかを確認する必要があります。次に確認しなくてはいけないことは、排便であっても排尿であっても毎回トイレに行くたびにきちんとした量が出ているのか、出ていないのかという点です。 それによって症状の呼び名は便秘や下痢、多尿や頻尿、乏尿、無尿のように変わってきて、疑われる病気もまったく異なります。ここではトイレに何回も行く症状を呈する可能性がある病気を上げさせていただきますので、来院時にトイレに行く回数や排泄の状況を病院スタッフに伝える際の参考にご覧ください。

痩せてきた

体重が減ってくるのは、摂取カロリーが少なくなっている場合と、消費カロリーが多くなってしまっている場合の二つが考えられます。体重が減るにはある程度の期間が必要なため、減っていると感じたときには数週間から数ヶ月前程度から慢性的な異常があることが疑われます。体重減少はさまざまな臓器の疾患で起こりえますので、この症状だけでは臓器は特定することができません。 しかし、特に猫ちゃんでは体重減少しか示さない病気もありますので、体重が減ってきたと感じたときには体重管理と動物病院での診察を受けることをお勧めします。 こちらに体重減少を呈する病気の一例を提示させていただきますので、ご覧ください。

体をかゆがる

眼や手の先、耳などをかゆがる場合には、皮膚に何らかの異常がある事が示唆されます。細菌や真菌(カビ)、寄生虫の感染が認められることもあれば、アレルギーや接触性による炎症によってかゆみが誘発される場合もあります。また、一部の腫瘍はかゆみという症状で発見されることもあります。 また、ペットが気にして舐めているときにはかゆがっている場合のほかに、その部分に不快感や違和感を感じているからという場合もあります。いつから、どこの場所が、どのくらいかゆいのか、その後、かゆがっている場所は変化しているかなどが非常に重要な情報となります。皮膚科を受診される際には、診断や検査に影響が出ますので、シャンプーなどをせずに受診されますようお願いいたします。

眼が痛い

眼を痛がる症状として多い主訴は「眩しそうに眼をつむっている」、「涙の量が多い」、「目が充血している」、「目を気にして掻いている」などがあります。軽度の角膜外傷や結膜炎から、緑内障のような緊急性疾患まで幅広い疾患の可能性がありますので、早めの受診をしましょう。

体を痛がる

体を痛がる場合には、筋肉や骨が痛いような整形疾患、神経が圧迫されることにより痛みが生じるヘルニアのような神経疾患、内臓痛を伴うような内科疾患が考えられます。症状としては、元気が無かったり、抱き上げた時に泣き声をあげたり、寝ている時間が多くなったり、びっこをひいたりします。

歩き方がおかしい

ペットの歩き方がおかしいと感じる場合には、筋肉や骨、関節が痛い整形疾患と、正常に足を動かせないために起こる神経疾患、足底に外傷などが生じている外科疾患などが考えられます。いずれの場合においても、びっこを引く場合には、痛みを避けるために普段と違う歩き方をしているため、ペットは痛みを感じています。 早めの受診をお勧めいたします。