佐倉しらい動物病院ブログ

【獣医師監修】犬が咳をした?考えられる病気と対処とは

はじめに

この記事では、犬が咳をしたときに考えられる病気や、対処方法を書いていきます。

動画を取りましょう!

咳が出る症状のことを、医学的に咳嗽(がいそう)や発咳(はつがい)と呼びます。

気管支や気管への何らかの刺激により、その刺激したものを体外に出すために、すった空気を勢いよく口から吐き出す症状です。

ご家族が「咳が出ました」と言っていても、実際には、異常呼吸であったり、嘔気であったり、発咳ではないケースも多く存在します。

診察室内では緊張して咳を出してくれない場合もありますので、動画を撮影して動物病院へ行きましょう。

その咳は、病気?

咳が出たら、必ず病気というわけではありません。息を吸い込んだ際に、気道内にごみなどが入ってしまった場合には、一過性に発咳の症状を呈しますが、排出後には発咳は止まり、元気も食欲も呼吸状態にも影響はありません。

病気だとしたら、何の病気?

発咳が認められた場合には、大きく分けて循環器(心臓)の病気と、呼吸器の病気に分けられます。

心臓病?

心臓病である場合には、心臓に負担がかかることにより、心臓の肥大が起こり、気管を圧迫することによって発咳が生じます。また、心拍数が多くなることによっても、気管の刺激回数が多くなり、発咳の症状へとつながります。

この時に挙げられるよく診断される病名としては弁膜症やフィラリア症などが考えられます。

呼吸器疾患?

呼吸器は、鼻から始まって肺の末端で終わる呼吸のための臓器です。

外側から順にざっと書きますと

外鼻腔→鼻道(背鼻道、中鼻道、腹鼻道)→咽頭→喉頭→主気管→気管支→細気管支→肺胞

となっています。

発咳はこの中でも、咽頭~気管支・細気管支くらいまでに異常が生じたときに起こる症状です。

起こる可能性がある以上としては、感染やアレルギーによる炎症、腫瘍による気管支の圧迫や炎症が考えられます。

お家でできることは?

まずは、湿度を保つこと、空気を清潔に保つことは行ってマイナスはありません。

湿度に関して、冬は乾燥すると発咳が生じやすいので、加湿してあげるとよいでしょう。

空気を清潔に保つことに関しては、芳香剤やたばこ、線香の煙など様々な物質が起動を刺激する要因となるため、適切な診断には生活環境の問診が重要となります。

動物病院に行くとどんな検査を行う可能性がある?

その動物の発咳が出ている機関、回数、そのほか品種性別年齢と一般状態によって行うべき検査は多く変わりますが、

レントゲン検査、血液検査、透視検査などを中心に、症状に応じて培養検査やCT検査などを行う可能性が考えられます。

千葉県で呼吸器の症状でお困りのワンちゃん、猫ちゃんがいましたら、お気軽にお問い合わせください。

当院には呼吸器科担当獣医師が在籍しています。

志津・佐倉しらい動物病院

著者プロフィール

白井顕治(しらい けんじ)副院長

獣医師、医学博士、日本動物病院協会(JAHA)内科認定医・総合臨床認定医

千葉県で代々続く獣医師の家系に生まれ、動物に囲まれて育って、獣医師になりました。「不安をなくす診療」を心がけて診療にあたるとともに、学会参加や後継の育成を行っています。

執筆協力

獣医師 吉川未紗

日本獣医生命科学大学付属動物医療センター 呼吸器科・腫瘍内科 研修生

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