実績詳細

ゴールデンハムスターの盲腸食滞

種類 ゴールデンハムスター
年齢 5か月
診療科目 エキゾチック診療科 
症状 お腹が膨らんでいる。
お尻が汚れている、元気がなく、便小さい、食欲がない

症状の概要

盲腸食滞は比較的若齢のハムスターに起こる病状で、原因は明らかになっていない。また、治療方法として内科療法や外科療法があげられるが、外科的に盲腸内容物を切開しても、術後体調を崩して不良となってしまうことが非常に多いため、本症例では内科療法で看ていくこととした。

検査結果

 

症例は視診でもわかるほどに右腹部が腫大していた。

レントゲン検査及びエコー検査を実施したところ、腫大している構造は盲腸であった。

 

 

エコーでは腹水貯留と腹膜炎像が確認された。

 

 

状況より、盲腸食滞(盲腸うっ滞)と診断される

治療方法

盲腸食滞には特異的な治療がないため、給餌や腸の蠕動運動亢進剤を使用する。

治療・術後経過

盲腸食滞には有効な治療方法が明らかとなっていないため、予後は不良である。

 

 

担当医:清水麗子

(エキゾチック診療顧問:霍野晋吉先生 診断)

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