実績詳細

ヒョウモントガゲモドキの床材の誤嚥

種類 ヒョウモントカゲモドキ
年齢 6カ月
診療科目 エキゾチック診療科 
症状 1か月くらい前から食欲がない
2週間くらい前から黒い便が出ない。
他院で卵詰まりと言われた

症状の概要

一般的に飼育されるヒョウモントカゲモドキやフトアゴヒゲトカゲなどの爬虫類を飼育する際に、口に入りやすい細かい床材を選択すると、誤嚥しやすい。また、食事についても、コオロギなどをケージ内に投下して自由に食べえさせる場合には、一緒に床材を食べてしまう危険が高まります。床材は誤嚥しないような大きさのものを選択したり、エサをその都度ピンセットで口に持って行ってあげるなどの工夫をして誤嚥を防いであげましょう。
誤嚥してしまった際には、床材が腹腔内で固まる前の方が割と容易に排泄させることができますので、疑わしいときは病院を受診しましょう。

検査結果

腹腔内に固い腫瘤があり、超音波検査を実施したところ、卵ではないことが確認された。

総排泄腔を油性剤で洗い兵便処置を行うと、固まった床材の一部が排泄された。

床材の正常は腹壁から透けて見える腹腔内の腫瘤と同質のものであったため、床材の誤嚥と診断した。

治療方法

内科療法で便軟化剤を処方し、経過を診つつ排便処置を行うこととした。

 

担当医:白井 義昭

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