実績詳細

使い捨てマスクを食べてしまった雑種犬の催吐処置

種類 雑種犬
年齢 1歳
診療科目 消化器科 
症状 使い捨てマスクを飲み込んでしまった。

症状の概要

異物を誤嚥してしまった場合、食べてから時間経過が少ないこと、溶けるようなものではないこと(チョコレートやエチレングリコール)、胃や食道を傷つける可能性がないもの(釣り針や串など)といった条件が合うものに対しては、催吐処置を実施することがある。催吐には複数の薬剤が有効であることが示唆されているが、胃粘膜に刺激を加える薬剤はその後数日にわたり障害が続くため、食塩やオキシドールを飲み込むことによる催吐処置は勧められない。疑いがある場合には飲み込んだものと同じものをもって、速やかに動物病院を受診しましょう。

検査結果

症例は、来院の40分前に、ご家族が使用していた使い捨てマスクを食べてしまったという主訴で来院した。

 

症例は外見上元気活発であった。

問診の結果、目の前で食べた。飲み込んだのは確実であるという点と、食べてから時間がほとんど経過していなかったことから、催吐処置を試験的に行うこととした。

治療方法

 

処置後、数分で吐き戻し、戻した内容を確認すると使い捨てマスクが認められた。

治療・術後経過

制酸剤の処方を行い治療終了とした。

 

 

経過良好

 

担当医:白井 顕治

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