実績詳細

定期検診で発見された猫の慢性腎不全(CKD)

種類 雑種猫
年齢 4
診療科目 泌尿器科 
症状 なし。健康診断として受診して発見。

症状の概要

猫において腎疾患が多いというのは、多くの飼い主様が感じていることだと思います。腎臓の機能は、体の排せつ物を尿中に濃縮して、濃い尿を形成することです。尿が濃縮できない期間が数カ月以上継続した場合や、排泄物(窒素)が高い状態が数か月継続すると、慢性腎不全という診断となります。慢性腎不全の治療目標としては、病気の進行をできるだけ緩やかにし、病気とうまく付き合っていくことです。最も効果の高い治療は食事療法であり、次いで内服薬があげられます。血中のクレアチニン値、リン、タンパク尿、血圧などをもとに病気のステージングを行い、治療内容や定期検診の頻度を決定していきます。

検査結果

症例は元気活発で、食欲にも異常はない。

健康診断として血液検査を実施したところ、血中クレアチニン値が1.7と正常範囲内高値を示した。

 

また、同時に行った尿検査において比重の低下(1.028)が認められたため、慢性腎不全(CKD)のIRIS分類2と診断した。

 

尿タンパクは陰性で、血中リンの値も正常範囲中央、高血圧症は認められなかった。

 

また、口内炎も認められなかった。

治療方法

ご家族と相談し、腎臓病用療法食を始めることとした。

 

治療・術後経過

また、近日中に腎臓に形態的な異常がないかどうかを調べるために、腹部超音波検査を行うこととした。

経過観察中

 

担当医:白井 顕治

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