佐倉しらい動物病院ブログ

■ セキセイインコの病気まとめ|よくある症状と代表的な疾患

■ セキセイインコの病気まとめ|よくある症状と代表的な疾患

セキセイインコは比較的丈夫な鳥ですが、小さな体のため、体調の変化が分かりづらく、気づいたときには状態が進行していることも少なくありません。

このページでは、セキセイインコでよく見られる症状や病気について、当院の診療経験をもとにまとめています。気になる症状がある場合は、それぞれの項目をご参照ください。


■ 元気がないときに考えられる病気

「なんとなく元気がない」「動きが鈍い」「膨らんでいる」といった変化は、さまざまな病気の初期サインであることがあります。

食欲低下、感染症、内臓疾患など原因は多岐にわたるため、症状が軽度でも注意が必要です。

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セキセイインコが元気がない?小鳥が元気がないときに考えられる病気について解説
1. 生理的な理由で元気がないこともあります 小鳥が「元気がない」と感じられるとき、必ずしも病気とは限りません。 ...

■ 嘔吐や下痢が見られる場合

セキセイインコで見られる嘔吐や下痢は、消化器のトラブルだけでなく、感染症や全身状態の悪化によっても起こることがあります。

一時的なものと重篤なものの見極めが重要となるため、繰り返す場合や元気がない場合には早めの受診が推奨されます。

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セキセイインコが吐いている?小鳥の嘔吐と下痢について解説
セキセイインコについて セキセイインコは日本で最もポピュラーなペット鳥のひとつです。体重はおおよそ 30〜40g前後。活発...

■ 産卵トラブル(卵詰まりなど)

メスのセキセイインコでは、産卵に関連したトラブルも比較的よく見られます。

特に卵詰まりは命に関わることもあるため、腹部膨満や元気消失、呼吸の変化などが見られる場合には迅速な対応が必要です。

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セキセイインコの“産卵トラブル(不完全産卵・卵停滞)”について
セキセイインコの“産卵トラブル(不完全産卵・卵停滞)”について (※本文では分かりやすく“卵詰まり”と表現しています)...

■ セキセイインコに多い病気

セキセイインコでは、特有の感染症や皮膚疾患など、比較的よく見られる病気がいくつかあります。

日常診療の中でも遭遇することの多い疾患について、代表的なものを紹介します。

【獣医師監修】よく見てあげよう!セキセイインコに多い病気
はじめに セキセイインコは、日本国内でもっとも広く飼育されている小鳥のひとつです。鮮やかな羽色や人懐っこい性格...

・カイセン(疥癬)

くちばしや脚に白いカサカサした変化が見られる寄生虫性疾患です。進行すると変形や機能障害を引き起こすこともあります。

セキセイインコの疥癬(体表寄生虫)☑
飼育鳥、特にセキセイインコの皮膚疾患として、疥癬症は比較的よく認められるものです。疥癬は非常に強いかゆみを伴い、くちばしの形などが変形してく...

・PBFD(サーコウイルス感染症)

羽毛の異常や免疫低下を引き起こすウイルス感染症です。若齢個体で問題となることが多く、慢性的に経過するケースもあります。

オウム類嘴羽毛病(PBFDV)に罹患したセキセイインコ☑
PBFDVはオウム目の鳥すべてを冒すウイルス性疾患である。進行性の羽毛の奇形や壊死を引き起こします。病期が進行すると、最終的にはすべての羽毛...

・卵詰まり

産卵時に卵が排出できなくなる状態で、緊急性の高い疾患です。早期の対応が重要です。

セキセイインコの卵詰りの解除☑
鳥類の卵づまりの解除は徒手解除を行うことが一般的だが、無理に行うと体内で破卵を起こし、総排泄腔を傷つけてしまう可能性があるた...

・細菌感染性皮膚炎

皮膚の発赤や脱毛、かゆみなどを伴うことがあり、外傷や免疫低下が関与する場合もあります。

セキセイインコの細菌感染性皮膚炎☑
鳥が羽毛を引き抜いてしまう場合、栄養失調やストレス、皮膚疾患などが考えられます。いずれの場合でも掻きすぎると出血してしまう場合があります。 ...

・肩関節脱臼

落下や外傷をきっかけに発生することがあり、翼の動きの異常として気づかれることが多いです。

セキセイインコの翼関節脱臼☑
室内で鳥を放鳥している際に、ガラス窓に衝突してしまったり、誤って踏んでしまったりする事故が起きることがあります。一過性の脳震盪や骨折・脱臼な...

■ 最後に

セキセイインコは体調不良を隠す傾向があるため、「少しおかしい」と感じた段階での対応がとても重要です。

日頃からの観察と早めの受診が、重症化を防ぐための大切なポイントとなります。

気になる症状がある場合は、各項目の詳細ページも参考にしてみてください。

著者プロフィール

白井顕治(しらい けんじ)院長

獣医師、医学博士

日本動物病院協会(JAHA)獣医内科認定医・獣医外科認定医・獣医総合臨床認定医

千葉県で代々続く獣医師の家系に生まれ、動物に囲まれて育って、獣医師になりました。「不安をなくす診療」を心がけて診療にあたるとともに、学会参加や後継の育成を行っています。

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