佐倉しらい動物病院ブログ

【獣医師監修】ペットとの引っ越しの際の注意点

ペットとの引っ越し

春は引っ越しの季節ですね。

ペットと一緒にお引越しをする人も多いと思います。この記事では、ペットと引越しをする際に留意する点を書いていきます。

引っ越しはかわいそう?

ほとんどのペットは、生活環境は変化がないほうが良いと考えられます。ただし、引っ越しに関しては、偶発的にしなければならない時がだれでも発生し得るので、かわいそうとはいっても、致し方のないことだと思います。

引っ越しする可能性がある人はペットを飼ってはいけないというようなことはないと思います。すべてを予見することはできませんからね。

事前に確認しておくこと

ペットに関連する確認事項として

  • ペット飼育の可否について
  • 食べてるフードについて
  • おトイレについて
  • 動物病院について

などの情報を事前に確認しておくとよいでしょう。

ペット飼育の可否について

これは各不動産や賃貸契約を結ぶ大家さんとお話しする内容になると思いますので、契約については割愛します。

ただし、ワンちゃんや鳥さんの場合には、鳴き声が大きいなどの理由からご近所とのトラブルに発展するケースもありますので、その点は考えて物件探しをするとよいかなと感じます。

食べてるフードについて

一般的に流通しているペットフードであれば、日本全国どこであっても購入がたやすいとは思いますが、特定のホームセンターでないと販売していないようなものであれば、予備として少し買いだめておくと、新天地に越したときに焦らなくて済むかなと思います。

動物病院について

メインはこれかなと思います。

「引っ越し先の獣医さんを紹介してほしい」と依頼されることもありますが、日本全国、各市町村に知り合いがいる獣医師は存在しないかなと思いますので、ほとんどの場合は紹介することはできないと思います。

確認事項としては、現在のかかりつけの先生に、予防歴や治療歴などを文章にして作成してもらったり、紹介状を書いてもらうとスムーズかなと思います。

また、現在病気の治療中で、内服薬が必要な場合には、主治医と相談して、少し多めに処方してもらうといった方法もあるかもしれません。病気や薬によって変わってくると思います。

環境の変化があると起こる可能性がある事

「引っ越しをしたからなる病」という病気は存在しませんが、一定のストレスがかかることによって、症状が顕在化することは起こりえます。

引っ越し後に元気や食欲がなかったり、うんちやおしっこの排泄の頻度が変化したりするようであれば、最寄りの動物病院を受診するとよいでしょう。

著者プロフィール

白井顕治(しらい けんじ)院長

獣医師、医学博士、日本動物病院協会(JAHA)内科認定医・総合臨床認定医

千葉県で代々続く獣医師の家系に生まれ、動物に囲まれて育って、獣医師になりました。「不安をなくす診療」を心がけて診療にあたるとともに、学会参加や後継の育成を行っています。

当院は国際ねこ医学会(isfm)よりキャットフレンドリーゴールド認定を受けている病院です。

【キャットフレンドリークリニックに関する情報はこちら】

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