ロシアンブルーってどんな猫?
ロシア原産のグレーの身体を持つ美しい猫です。ほっそりしていますが筋肉質で、優雅さがあります。被毛はブルーですが毛先がシルバーなので光沢感があります。きらきらとしたグリーンの目はエメラルドのように美しく、気品を兼ね備えています。
性格はとても物静かで、貴族的な優雅さと落ち着きを備えています。人見知りをする事でも知られており、初めての環境や人に慣れるまでに時間がかかりますが、一度慣れてしまえばとても愛情深く、人懐こい猫です。飼い主と一緒に過ごす時間も大好きでわがままを言うことも少ないです。
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ロシアンブルーの咳の原因
ロシアンブルーがかかりやすい病気のうち、咳を引き起こすものとして猫喘息・慢性気管支炎があげられます。猫喘息・慢性気管支炎はアレルギー物質(アレルゲン)により気道粘膜が刺激され、炎症を引き起こすことで症状が出ます。ケッケッというような咳、呼吸が早い、進行すると呼吸が苦しそうなどの症状が認められます。
対処法
咳が出始めた頃に生活環境の変化はありましたか?
例えば、
- 猫砂を変えた
- 引っ越しをした
- 新しい猫を迎えいれた
など思い当たることがあれば、もしかするとそれが原因かもしれません。元に戻せるものがあれば戻しましょう。しかしながら、原因をこのように特定できることは稀で、多くの場合はわからないことがほとんどです。進行する前に治療することが大事ですので、早めに病院に行くことをおすすめします。
まとめ
ロシアンブルーは猫喘息や慢性気管支炎などの呼吸器疾患の好発猫種です。くしゃみや咳が長く続くと、気管支軟骨や粘膜にもよくありません。
長引く前に場合には呼吸器が依頼を受診しましょう。
著者プロフィール
獣医師 吉川未紗
日本獣医生命科学大学付属動物医療センター 呼吸器科・腫瘍内科 研修生
当院は国際ねこ医学会(isfm)よりキャットフレンドリーゴールド認定を受けている病院です。