こんにちは、獣医師の白井顕治です。
この記事では、セカンドオピニオン外来についてお話しさていただこうと思います。
セカンドオピニオンというのは人医療から発祥した用語で、何か健康上の不安や病気であると診断された場合に、かかりつけの先生以外の意見を聞いてみたいときに行います。
佐倉医院が開設してもうすぐ1年が経ちますが、セカンドオピニオンが多くいらしています。
例えば例で言うと、
- ○腫瘍ができてしまい、手術はできないと言われた
- ○腎臓が悪いと言われ、フードを処方されたがいつまで食べた方がいいのかわからない
- ○皮膚の痒みで診察を受けていたが、なかなか良くならない
- 〇本当は完治するはずの病気に対してずっと正しくない薬が使われていた
- 〇副作用のリスクがあることを説明を受けずに使用されていた
- 〇良好に管理されていているが、検査結果を詳しく教えてくれないので先行きが不安
などがあると思います。
一か所の動物病院のみを受診している場合、ご家族の目から見ても順調に病気が改善していたり、維持できている場合には全く問題ありません。しかし中には上記のような問題を感じる診療があることも事実です。
現在かかっている主治医に不安を打ち明けてしっかり説明してもらうのもよいと思いますし、打ち明けてもよくわからない説明ではぐらかすようであれば、セカンドオピニオンを考えてもよいと考えています。
治療というのは、ペット・家族・動物病院の3者が協力して行っていくことなので、ご家族もしっかり病気に対する知識と理解があることが重要です。
なので、診断時には獣医師から病気の情報、治療方法、今後の定期検診について詳しくご家族にお話をして病気に向かっていきます。
当院では日本動物病院協会(JAHA)認定医が在任しておりますので、起きている疾患に対して必要があると考えられる検査や処置、治療、予後について標準的な情報を飼い主様に提供することができます。
セカンドオピニオンに関しては、飼い主様のみでいらっしゃっても行うことができますが、ペットも一緒にいらしていただいたり、かかりつけ医で行った検査データがあれば、それらも一緒にお持ち頂くとより踏み込んだ内容までお話しできることが多いです。
(※他院で行った検査結果をもとに当院で薬を処方することは原則行っておりませんので、ご了承ください。)
また、内服で飲んでいるお薬やサプリメントがあったり、近日中に注射を行った際にはどんなお薬だったのかという情報もあるとお話をするうえでより具体的な内容を伝えることができます。
治療ができない、治療を行っても治らない、治療内容がよくわからない場合には、お気軽にご相談ください。
当院におけるセカンドオピニオン外来は白井顕治が承っておりますので、ご予約の上、来院ください。
ーーーーーー
副院長 白井顕治
獣医師 医学博士
日本動物病院協会 総合臨床認定医・内科認定医
ーーーーーー