突然暑くなってきました・・・。最近春が短いですね。
このくらいの気温になると、熱中症になってしまう可能性があります。
熱中症は体温が上がってしまい、その体温を下げるために体内の水分を消費してしまい、高体温と脱水によっておこる命に係わる病気です。
また、予防することができる病気でもあります。
朝夕のお散歩に関しては、なるべく早朝・日没後に行うのがよいでしょう。
お散歩をする人が心地よくても、地面はまだ熱く、その輻射熱によってわんちゃんが熱中症になってしまうことがあります。
また、いつもより少し多めの水分を携帯し、水場のある公園を転々と渡り歩くようなお散歩コースもいいかもしれませんね。
室内においても、ガラス越しの日光が当たっていると熱中症になってしまうことがあります。特にエアコンをつけていないおうちでは、風通しを良くするように心掛けましょう。
また、飲み水は余分に用意しておくとよいでしょう。ペットが飲む量以外に、勝手に蒸発してしまう量もあります。
また、水は用意しておいたのだけども、ペットが間違えて器をひっくり返してしまい、脱水してしまうケースもあります。ひっくり返しにくい器を選択することも重要です。
これらの予防法に加え、体の毛の色が黒い・高齢・若齢の仔、いつも室内にいて、あまりお散歩をしない仔は、気温に適応する能力が高くないため、より注意が必要です。
なってしまった時の対処法ですが、ぐったりとしていて著しく速い呼吸を呈します。病院に連絡するとともに、お腹やわきの下、内またに濡らしたタオルを入れて、扇風機などを当てて冷やしてあげてください。
発症してしまうと著しい下痢を起こし、口から水分を受け付けないこともあります。水を飲みたがらない場合には特に急いで病院に連れてきてください。
繰り返しになりますが、熱中症は予防できる病気でありながら(状態によりますが)致死率が30%を超える恐ろしい病気になります。
ならないように気を付けることが一番です。
その他にもそのご家庭に則した予防法をお聞きになりたい場合には、お気軽にご相談ください。