アトピー性皮膚炎は環境中の抗原に対して過敏に反応してしまい、感染などが起きていない皮膚または耳などに強いかゆみを感じる疾患です。アトピーが進行すると二次感染が起きたり表皮バリアの異常が生じるため、感染や脂質代謝異常なども起き、病期によってはすぐにアトピーであると診断できない場合もあります。
症状は通年起きる子もいれば、季節性に起きる子もいます。根治治療ではなく、かゆみと上手に付き合っていくことが重要となります。しっかりと診断をして、シャンプーやかゆみ止めのお薬でコントロールしていきましょう。
実績詳細
フレンチブルドッグのアトピー性皮膚炎・指間炎
種類 | フレンチブルドッグ |
---|---|
年齢 | 2 |
診療科目 | 皮膚科 |
症状 | 体を掻いて毛が抜けている |
症状の概要
検査結果
外貌所見としては元気食欲は良好で、外部寄生虫の感染などは認められなかった。
(ノミ・ダニ感染の予防薬を使用している)
口唇と指間をかゆがり、舐めている。
かゆみを呈している部分には掻いたことによる脱毛は認められたが、感染やびらんは認められなかった。
抜毛・スクラッチ検査の結果、ニキビダニは検出されなかった。
年齢及び検査所見より、アトピー性皮膚炎と診断した。
治療方法
かゆみ止めの内服薬とシャンプー療法を行った。
治療・術後経過
内服薬とシャンプー療法でかゆみをコントロールしている。
経過良好
担当医:白井 顕治
お気軽に
ご相談ください
志津しらい動物病院043-462-1122 受付時間 9:00~11:30 15:00〜18:30
佐倉しらい動物病院043-483-1212 受付時間 9:00~11:30 14:00~17:30