皮膚糸状菌症は子猫や老猫等の免疫力が通常と比べて低下しているネコや、毛が長くグルーミングをあまり行っていない猫、ホルモンの病気がかかっているネコなどに比較的よく認められる皮膚の感染症です。
菌種によっては人から猫に移ることがあったり、逆に猫から人に移ることもある感染症であるため、一緒に暮らしている人も注意が必要です。
実績詳細
子猫の皮膚糸状菌症(皮膚病)
種類 | 雑種猫 |
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年齢 | 1 |
診療科目 | 皮膚科 |
症状 | 顔や耳の皮膚の毛が抜ける。かゆがっている。 |
症状の概要
検査結果
症例は外に出ることのない室内飼育のネコで、1週間ほど前から顔周辺の被毛が脱落し始めた。
スクラッチ検査において疥癬症が除外されたため、心筋感染を疑って被毛やフケの培養検査を行った。
その結果、培地が陽性色に変化したため、糸状菌症と診断した。
治療方法
抗真菌剤の経口投与を行った。
治療・術後経過
皮膚の状態は治療開始後1週間で改善が認められ、脱毛領域が広がることはなくなった。
また、すでに脱毛している部位においても発毛が認められ始めていた。
内服を数週間続けて治療終了とする。
経過良好
担当医:白井 義昭
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