PBFDVはオウム目の鳥すべてを冒すウイルス性疾患である。進行性の羽毛の奇形や壊死を引き起こします。病期が進行すると、最終的にはすべての羽毛の発育が止まってしまいます。
嘴と爪は、羽毛とは対照的な影響を受け、外層のひびと剥落によって細菌や真菌類による2次感染症が生じ、一般状態を悪化させます。またくちばし内装に怒る以上により食事ができなくなってしまうこともあります。
また、免疫抑制作用を持っており二次感染が増悪します。通常、直接の死因はウイルス自体ではなく免疫抑制や易感染性となった異常な皮膚への二次感染によるものと考えられています。
実績詳細
オウム類嘴羽毛病(PBFDV)に罹患したセキセイインコ
種類 | セキセイインコ |
---|---|
年齢 | 4 |
診療科目 | エキゾチック診療科 |
症状 | 食欲不振と体調不良、嘔吐 |
症状の概要
検査結果
鼻汁や食欲不振、嘔吐が主訴であった。
対症療法の治療中に、尾羽が抜け落ちる症状が認められたため、オウム類嘴羽毛病(PBFDV)の遺伝子検査を実施したところ、陽性判定が出たため、診断を下した。
治療方法
その後、抗ウイルス療法などの対症療法を行ったが、衰弱とともに死亡した。
治療・術後経過
予後不良
担当医:白井 義昭
お気軽に
ご相談ください
志津しらい動物病院043-462-1122 受付時間 9:00~11:30 15:00〜18:30
佐倉しらい動物病院043-483-1212 受付時間 9:00~11:30 14:00~17:30