耳ダニは自然発生する感染症ではなく、シェルターやペットショップ、庭などで散歩している時に寄生した可能性が高い。
強いかゆみを呈するため、耳だけでなく体をかきむしるような行為もしばしば認められるため、フェレットが体をかゆがっている場合には耳道内も確認することが重要である。
実績詳細
フェレットの耳ダニによる外耳炎
種類 | フェレット |
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年齢 | 2歳 |
診療科目 | 皮膚科 エキゾチック診療科 |
症状 | 体や耳をかゆがっている |
症状の概要
検査結果
症例は別件で副腎疾患としてリュープリンの投与を行っている。
外耳道内を綿棒で清掃すると、粉のような黒色の耳垢が得られた
耳垢を顕微鏡検査した結果、耳ダニの成虫と虫卵が観察された。
治療方法
耳掃除をイベルメクチンの点耳を定期的に行う事とした。
治療・術後経過
駆除が難航するタイプの寄生虫ではないため、予後良好
担当医:清水麗子
(エキゾチック診療顧問:霍野晋吉先生診断)
フェレットの爪や耳のお手入れについてはこちらのサイトを参考にしてください。
(Dr ツルのエキゾチックアニマル情報室 「フェレットの耳掃除と爪切りはどうしたらよいの?」)
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