実績詳細

ウォブラー症候群疑いのドーベルマン

種類 ドーベルマン
診療科目 軟部外科・整形外科 
症状 歩き方がおかしい。ヘルニアといわれた

症状の概要

疾患には好発犬種というものが存在する。どの犬種でも起きえるが、特に発生が多い犬種である。ドーベルマンはウォブラー症候群の好発犬種であると同時に、椎間板ヘルニアの罹患がそこまで多い犬種ではない。症例は後肢の歩き幅が大きく、前肢にも跛行を呈している。ウォブラーは尾側頚髄に異常が出るために症状が発生するが、前肢と比較して後肢に症状が重く出ることが多い疾患である。
確定診断を行うためには、MRI検査などが必要となるため、内科療法を行う場合には仮診断で治療を進める(内科療法に反応する場合)こともある。

検査結果

椎間板ヘルニアと診断され、内科療法には反応するが、やめるとすぐに跛行が出てしまうという主訴で来院

 

 

屋外にて歩様を観察、また、身体検査所見より前肢の爪が削れている部分を確認した。

 

犬種・年齢・歩様より、最も可能性が高いウォブラー症候群を疑う。

 

治療方法

内科療法に反応を示しているため、効果のある内科療法を実施して経過観察を行う事とした。

治療・術後経過

現在経過観察中

 

担当医:白井 顕治

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