乳歯が抜けずに、永久歯が生えてしまっている状態んことを乳歯遺残と呼びます。
通常は、乳歯が抜け、抜けた部分から永久歯が萌出してくるため、乳歯と永久歯が同時に生えている状態はすでに乳歯遺残という状態と呼べます。
遺残した乳歯であっても、生後7か月齢程度までは自然に抜けることもあるため、経過を観察しますが、7か月を超えて遺残している場合には、その後抜けるとしたら歯周病による病的な抜け方となります。
乳歯遺残はトイ種・小型種に多い異常であります。また、こういった小型犬種は歯槽が短いため、歯並びが悪くなってしまう傾向にあります。歯並びを矯正するという意味でも、遺残乳歯は適切に抜歯を行いましょう。
実績詳細
チワワの乳歯抜歯
種類 | チワワ |
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年齢 | 7か月 |
診療科目 | 軟部外科・整形外科 歯科 |
症状 | 乳歯が抜けないで残っている |
症状の概要
検査結果
症例は、7か月例に至っても乳歯が抜けずに永久歯が萌出してきているため、乳歯遺残と判断された
治療方法
去勢手術とともに、矯正歯科の一環として、遺残した乳歯の抜歯を行った。
治療・術後経過
経過良好
担当医:吉川 未紗
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