毛包炎は真皮内にある毛包に炎症が起き、それが真皮内毛包外に波及すると、毛軸に反応した肉芽腫となる。
このような状況は、毛軸以外にも、草のタネや木などの異物が入った時にも似た病変を形成することがある。異物が入ったままの場合には、治療を行っても改善が乏しいため、膿瘍内に異物があるかどうかは洗浄して確認する必要がある。
実績詳細
柴犬の指間に形成された毛包炎
種類 | 柴犬 |
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年齢 | 15歳 |
診療科目 | 皮膚科 |
症状 | 指の間を気にして舐めている |
症状の概要
検査結果
精査すると、症例は後肢の指間に排膿を伴う小型の膿瘍が認められた。
膿瘍内には異物は認められなかった。毛包炎と判断して排膿・洗浄・消毒を実施し、抗生剤と消炎剤の内服を行った。
治療方法
膿瘍内に異物が認められないことから毛包炎と判断して排膿・洗浄・消毒を実施し、抗生剤と消炎剤の内服を行った。
治療・術後経過
治療開始1週間後、腫れは引き、排膿した穴も閉じたため、治療終了とした。
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