実績詳細

ミニチュアピンシャーのマイボーム腺機能不全症による角膜血腫

種類 ミニチュアピンシャー
診療科目 眼科 
症状 右目が赤い

症状の概要

マイボーム腺機能不全症とは、上眼瞼・下眼瞼に存在するマイボーム腺の機能が何らかの原因で低下してしまうことによって発生する。排泄されるマイバムの性情によってグレード1~4まで分類される。治療としてはマッサージや温罨法、投薬や軟膏点眼などがあげられる。

検査結果

症例は数か月前に右目にSCCEDsを発症したが、角膜格子状切開により治ったという経歴がある。

右眼の角膜、内眼角方向に血様の斑が存在していた。

治療方法

ご家族と相談した結果、二次診療施設を受診することとなり、検査結果としてはマイボーム機能不全症を保有していたため、それにより瞬目による摩擦の上昇に起因して、前回り患したSCCEDsや、今回のような角膜血腫になった可能性が考えられるということだった。

治療・術後経過

根本原因となるマイボーム腺機能不全症の治療を実施しつつ、経過を観察している。

 

現在経過良好

 

 

担当医:白井 顕治

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