ぶどう膜は、虹彩・毛様体・脈絡膜という、目の中にある3つの構造を合わせたものであり、ぶどう膜炎とは、これらの膜が炎症を起こしている状態です。
眼内に炎症が起こっている状態と判断してよいでしょう。
ぶどう膜炎は症状の一つとして考え、原因不明で起こってしまう特発性ぶどう膜炎と、何かが原疾患となって続発性ぶどう膜炎が起こる可能性があります。原疾患がある場合には、原疾患に対する治療を行うことが重要となる。
実績詳細
ミニチュアダックスフントの特発性ぶどう膜炎
種類 | ミニチュアダックスフント |
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年齢 | 12歳 |
診療科目 | 眼科 |
症状 | 眼が赤い |
症状の概要
検査結果
症例はやや流涙が多く、充血を治していた。
スリットランプ検査を実施した結果、左右の目に軽度の前眼房フレアが認められたため、ぶどう膜炎であると診断した。
治療方法
血液検査及びエコー検査を実施したが、原因となる疾患は認められなかったため、特発性ぶどう膜炎として治療を行った。
点眼及び内服薬で消炎剤及び予防的に抗生剤の治療を行った。
治療・術後経過
治療開始2週間後、充血は改善され、前眼房フレアも消失したため、いったん治療終了として、経過観察を行うこととした。
現在経過観察中
担当医:白井 顕治
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