猫において、糸状菌は常在菌であるため、免疫力が低い若齢の猫やストレスのかかっている猫、持病があったり高齢であったりすると皮膚糸状菌症を発症することがある。
検査はwood灯検査や顕微鏡検査、場合によってはPCR検査などを実施して確定していく。症状は、かゆみを伴うこともあれば、脱毛以外は無症状のこともある。
実績詳細
アメリカンカールの皮膚糸状菌症
種類 | アメリカンカール |
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年齢 | 3か月齢 |
診療科目 | 皮膚科 |
症状 | 体の毛が抜けている |
症状の概要
検査結果
外貌と、脱毛箇所
陽性に光っている被毛と、顕微鏡所見
陽性被毛の拡大被毛自体が青色に光っているのが確認できる。
症例は体の表面にいくつかの脱毛部位を認めた。
真菌症を疑いwood灯検査を実施したところ、陽性被毛が確認された。
また、陽性被毛を顕微鏡検査したところ、真菌感染が認められたため、皮膚糸状菌症と診断した。
治療方法
症例は若齢であったため、抗真菌剤の外用薬の処方を行った。
治療・術後経過
経過によって、体重増加してきて、脱毛が改善されないようであれば、抗真菌剤の内服を考慮する。
現在経過観察中。
担当医:白井 顕治
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