ステロイド剤は組織を萎縮させる作用(副作用)があるため、耳の内側に塗布すると本症例のようにたれ耳になってしまうことがある。
速やかに薬の使用を中断すれば、1~2カ月程度で症状は改善される。
実績詳細
ミヌエットの耳介に発生したステロイド皮膚症
種類 | ミヌエット |
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年齢 | 4歳 |
診療科目 | 皮膚科 |
症状 | 耳が垂れてきた |
症状の概要
検査結果
症例は猫のアトピー症候群を患っており、耳周辺に掻痒を感じることが多いため、外耳炎に対する治療薬をご家族の判断で点耳していた。
治療方法
耳周囲の毛はやや薄くなり、耳が垂れてしまっていた。
ステロイドが含有されている点耳薬が原因の症状と考えられたため、点耳薬の使用を中断した。
治療・術後経過
中断後1カ月半で耳の症状は改善された。
点耳薬以外の方法でかゆみをコントロールしていくことした。
担当医:白井 顕治
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