異物を食べてしまった場合の対処としては、催吐処置や内視鏡検査、開腹による摘出、経過観察などがあげられる。
内視鏡の適応として、食道~胃までに存在する異物であることと、大きさがおおよそであるが直径5センチ以下までで、ひも状異物や牽引時に周囲組織の損傷が強く予想される異物は適応とならない場合がある。
実績詳細
つまようじを飲み込んでしまったボーダーコリー(内視鏡による摘出)
種類 | ボーダーコリー |
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診療科目 | 消化器科 |
症状 | つまようじをが刺さった食べ物を、食べてしまったかもしれない |
症状の概要
検査結果
症例は若齢のボーダーコリーであった。果物につまようじを刺したまま置いておいたものがなくなったため、食べてしまったのではないかということで来院した。
食べてから数時間経過しているということだったが、症例は何の症状も出さずに元気に活動している。
食べている可能性、食べていない可能性
食べていたとして、丸呑みしている可能性と、粉々になって飲み込んでいる可能性
また、すでに胃の中から小腸へ向かっている可能性などを話した結果、内視鏡での摘出を希望されたため、全身麻酔下で内視鏡検査を実施した。
治療方法
胃内においてつまようじを発見したため、内視鏡下でそのまま摘出した。
ご家族に食べた可能性がある本数が1本であることを確認し、処置終了とした。
治療・術後経過
症例は当日夕方に退院となった。
経過良好。
担当医:白井 顕治
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