猫の喧嘩による外傷は、時に皮下に大きな膿瘍を形成します。膿瘍を形成すると、患部をよく舐めたり、元気がなくなったり、熱が出たりすることがあります。膿瘍は大きさや場所、できてからの時間によって内科療法もしくは外科手術によって治療を行います。
適切に治療された感染創の予後は良好です。
実績詳細
猫の感染性外傷の治療:外科的処置
種類 | 猫 |
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年齢 | 2 |
診療科目 | 軟部外科・整形外科 |
症状 | 背中から出血している |
症状の概要
検査結果
身体検査所見の結果、背部の肩甲骨の間に喧嘩による外相に起因すると考えられる大型の膿瘍が確認された。
筋肉や骨に達するほど膿瘍は深く大きかったため、内科療法ではなく外科的に感染創を除去・洗浄・縫合することとした。
治療方法
術前
膿瘍の切除と洗浄後の患部
皮膚のひきつれなく縫合を行うために切開を入れる
縫合後、手術終了
治療・術後経過
術後は膿瘍の細菌培養および抗生剤感受性試験に基づいて抗生剤を投与し、良好に治癒した。
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