眼瞼内反症は眼瞼縁が内転している状態で、先天性に発生するが発生要因は一つではない。顔の皮膚や周囲の筋肉、眼瞼裂の大きさなど様々な要因がかかわっている。眼瞼痙攣などの疼痛を示し、治療が遅れた場合には角膜穿孔を起こすこともある。先天的に発生することが多いが、眼の周囲に外相を負った場合や眼科手術の瘢痕性に発生することもある。
犬ではラブラドールやブルドッグ、コッカ―スパニエルなどに多く、猫ではペルシャやメイクーンに発生が認められる疾患である。
実績詳細
ロットワイラーの眼瞼内反症
種類 | ロットワイラー |
---|---|
年齢 | 0か月 |
診療科目 | 眼科 |
症状 | 目が開かない |
症状の概要
検査結果
症例は左目より重度の流涙と化膿性の目脂を排出していた。
観察すると、眼瞼が重度に内反しており、下眼瞼の被毛が角膜に当たってしまっていた。
左目の眼瞼内反症と診断した。
治療方法
治療は皮膚を寄せるタッキングを実施して、流涙などの眼症状が改善したことを確認したのちに皮膚を切除する方法が一般的に使用される。
インフォームドコンセントを実施したところ、譲渡する飼い主様が決まっているとのことなので譲渡先へ渡った。
当院での治療終了とした。
担当医:白井 顕治
治療・術後経過
眼瞼内反症は眼瞼縁が内転している状態で、先天性に発生するが発生要因は一つではない。顔の皮膚や周囲の筋肉、眼瞼裂の大きさなど様々な要因がかかわっている。眼瞼痙攣などの疼痛を示し、治療が遅れた場合には角膜穿孔を起こすこともある。先天的に発生することが多いが、眼の周囲に外相を負った場合や眼科手術の瘢痕性に発生することもある。
犬ではラブラドールやブルドッグ、コッカ―スパニエルなどに多く、猫ではペルシャやメイクーンに発生が認められる疾患である。
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