眼球が形成される幼若期に眼内に炎症があると、角膜・結膜癒着を生じてしまうことがあります。ただし、炎症が起こらなくても先天的に癒着している場合もあるため、正確な原因をさかのぼって知ることは難しいことが多いです。癒着していると視野が狭まったり、眼球の動きが癒着によって制限されたりするため、可能な限り剥離して挙げることによって生活しやすくなります。
実績詳細
雑種ネコの角膜・結膜癒着の切除
検査結果
猫は若齢で、元気活発であった。
眼内を精査すると、おそらくは幼若期に発生したヘルペス性角結膜炎に起因する角膜・結膜の癒着が認められた。
そのため、視野が制限され、眼球の運動も制限されていたので、去勢手術と同時に結膜剥離を行うこととした。
治療方法
手術時に角膜から癒着した結膜を剥離し、狭窄した結膜を剥離した。
治療・術後経過
術後、消炎剤の点眼剤を使用し、治療終了とした。
経過良好
担当医:白井顕治
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