実績詳細

術後腹壁ヘルニアの手術

種類
年齢 1
診療科目 軟部外科・整形外科 
症状 避妊手術を行った後が腫れている

症状の概要

術後ヘルニアは縫合不全や癒合不全のほかにも、縫合糸反応性肉芽腫症候群に続発することもあります。ヘルニアは放置するとヘルニア孔の拡大や絞扼などが起き、緊急疾患になりえる病気です。術部に感染や炎症がないにもかかわらず腫れてきたら、身体検査や超音波検査などで診断ができますので、ご相談ください。

検査結果

他院で避妊手術を行ったが、術部が腫れているということで来院。

身体検査結果の結果、術部は腫れているが熱感や痛みはなく、創面も良好に癒合していた。

また、圧迫すると腹腔内に腫れが入るため、腹筋の癒合不全による術後腹壁ヘルニアと診断した。

治療方法

物理的にヘルニア孔が存在している場合には、治療は外科療法による閉塞となります。

 

術前の様子。腹壁正中が盛り上がっているが、赤みや熱感はない。

 

開腹とヘルニア孔の確認。

周辺組織を除去し、ヘルニア孔を閉鎖した。

 

手術終了

治療・術後経過

再発も感染もなく、良好に治癒した。

 

担当医:白井 顕治

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