実績詳細

イエアメガエルの細菌性皮膚炎

種類 イエアメガアル
年齢 3か月
診療科目 皮膚科 エキゾチック診療科 
症状 1週間前に脱皮した皮膚が残っている。皮膚が黒っぽくなってきた。

症状の概要

カエルをはじめとする両生類は水質の変化や、水温により免疫状態が悪化し感染などを起こしやすくなるため、適切な水替えや水温計の設置なども重要である。
ソイルなどの交換を怠ると排泄物により汚染され、それが原因となって皮膚炎や体調不良を引き起こしてしまうので水だけでなくソイルなども衛生的に保つことが本疾患のような状態を予防するために重要である。

検査結果

 

身体検査において、左肩甲骨付近に皮膚の変色と炎症、5mm程度の腫れがみられた。

削痩などはみられなかった。また、診察時は脱皮片などの付着は認められず、細胞診において最近及び白血球が認められたため、細菌性皮膚炎と診断した。

 

治療方法

抗菌薬および消炎剤の内服を処方した。

治療・術後経過

治療開始10日後

 

治療開始20日後

 

 

投薬開始から10日後には腫れの改善及び、皮膚の変色と炎症範囲の縮小を認めたため内服を継続処方した。

 

 

担当医:清水 麗子

皮膚の変色と炎症が改善したため治療終了とした。

 

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