交通事故や咬傷、自傷などによる外傷に対して、初期治療はまず感染を制御することと、生きている組織と死んでいる組織を判別することにある。そのため、傷を確認したとしてもすぐには縫合せず、洗浄や湿潤療法を行い周囲組織の反応を観察しながら、必要に応じて外科的な治療(縫合などによる傷の閉鎖)が必要かどうかを判断していく。
実績詳細
エリザベスカラーによる皮膚損傷
検査結果
症例は会陰部の手術を実施し、退院した。
退院後2日後に股が赤いという主訴で来院した。
精査すると、陰部のわきから直腸のわきまでエリザベスカラーで掻き壊して皮膚及び筋肉を損傷していた。
治療方法
洗浄後
患部は最近が多数認められたため、初期治療として洗浄と湿潤療法、抗菌薬の使用で経過を観察した。
治療・術後経過
治療開始1週間後
2週間後
4週間後にはほぼ認められなくなった。
外科的な縫合などをせずに患部が治癒した。
経過良好
担当医:白井 顕治
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