カメやトカゲなどの爬虫類は、食料判別が口腔内でうまくいかずに床材を誤嚥してしまうことがしばしばあります。水を吸い込むと固まるタイプの素材や、口に入るサイズの床材、ビー玉のようなインテリアを入れておくことは誤嚥のリスクがありますので使用を控えましょう。
また、内科的療法に反応しなかった場合には外科的な治療が必要となるケースもありますので、注意して飼育環境を整えましょう。
実績詳細
クビワトカゲの床材の誤嚥(内科療法)
種類 | クビワトカゲ |
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診療科目 | エキゾチック診療科 |
症状 | ・食欲不振、元気+ ・他院にて誤食と診断されたがオペをすすめられた為当院を受診 |
症状の概要
検査結果
誤嚥された床材の量および位置を確認するためにレントゲンを実施した。
レントゲンにて腸管内に砂と思われるものを発見
治療方法
床材を含めた飼育環境について改善する指導を行うとともに、消化管蠕動亢進薬の処方を行い経過を観察した
治療・術後経過
投薬翌日より便とともに床材の砂が排泄され始め、食欲も改善してきた。
治療開始10日後に再びレントゲン撮影を行い、排せつが完了したことを確認した。
治療終了とした。
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