歯周病の正式な診断には麻酔下でのプローブ探索や口腔内レントゲンが必要となるため、術前に何本抜歯するか、残せるのかという正確な数字を出すことができません。
特に中程度~重度の歯周病では10本以上抜歯を行うことも決して珍しくないため、インフォームドコンセントにおいてご家族とよく相談したのちに実施する必要があります。
当院では施術前に過去の口腔外科の事例や実際の口腔内レントゲンを用いて、抜歯を行うとする判断基準などを説明させていただいたのちに、術後に実際に抜歯した歯やレントゲンを見ながら処置内容の説明を実施しております。
実績詳細
中程度歯周病のコーギーに対する口腔外科
種類 | コーギー |
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年齢 | 11歳 |
診療科目 | 歯科 |
症状 | 口が臭う |
症状の概要
検査結果
身体検査の結果、中程度~重度の歯周病を患っていた。
ご家族にインフォームドコンセントを実施した結果、全身麻酔下での歯科処置を実施することとなった。
治療方法
全身麻酔下で口腔内歯科レントゲン撮影を実施し、歯周病が進行して救済することのできないと判断された歯に関しては抜歯処置を実施し、必要に応じて口腔内粘膜フラップの形成を行った。
口腔処置前
口腔処置後
治療・術後経過
口腔外科を行った夕方と翌日に肺炎予防を目的にネブライゼーションを実施した。
粘膜フラップを用いた口腔外科を実施したため、術後2週間はカラーの装着と軟らかい食事の給餌をして頂いた。
その後フラップは良好に生着し、治療終了とした。
今後に関しては歯周病が再発しないように口腔ケアの実施を指導した。
経過良好
担当医:白井 顕治
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