盲腸食滞は比較的若齢のハムスターに起こる病状で、原因は明らかになっていない。また、治療方法として内科療法や外科療法があげられるが、外科的に盲腸内容物を切開しても、術後体調を崩して不良となってしまうことが非常に多いため、本症例では内科療法で看ていくこととした。
実績詳細
ゴールデンハムスターの盲腸食滞
検査結果
症例は視診でもわかるほどに右腹部が腫大していた。
レントゲン検査及びエコー検査を実施したところ、腫大している構造は盲腸であった。
エコーでは腹水貯留と腹膜炎像が確認された。
状況より、盲腸食滞(盲腸うっ滞)と診断される
治療方法
盲腸食滞には特異的な治療がないため、給餌や腸の蠕動運動亢進剤を使用する。
治療・術後経過
盲腸食滞には有効な治療方法が明らかとなっていないため、予後は不良である。
担当医:清水麗子
(エキゾチック診療顧問:霍野晋吉先生 診断)
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