角膜潰瘍は様々な原因によって角膜に傷が生じることによって始まる病気であり、感染や慢性的な刺激、そのための病気と併発することによって悪化する可能性がある病気です。悪化した場合には傷が深くなり、進行すると角膜穿孔を起こして視力を失ってしまう場合や眼球炎に進行してしまう場合もある疾患ですので、涙の量が多いと感じた時や、眼をきちんと開いていない時には早めに検診を受けましょう。
実績詳細
シーズーの角膜潰瘍(グレードⅡ)
検査結果
外貌所見として、右眼から流涙し、眼をつむっていた。
検眼したところ、角膜中央部にへこみが確認されたため、スリットランプ検査を実施した。
スリットランプ検査で角膜実質に達する潰瘍が確認された。
左目には潰瘍は確認されなかった。
潰瘍が円形であるため、単純な外傷だけでなく細菌感染も関与していることが考えられた。
治療方法
抗生剤、消炎剤、角膜保護剤の点眼を行った。
治療・術後経過
治療開始後翌日より流涙や痛みは消失した。治療開始10日後、角膜潰瘍の消失が認められた。
担当医:白井 顕治
お気軽に
ご相談ください
志津しらい動物病院043-462-1122 受付時間 9:00~11:30 15:00〜18:30
佐倉しらい動物病院043-483-1212 受付時間 9:00~11:30 14:00~17:30