げっ歯類における頬袋脱は比較的よく認められる病状である。偶発的に脱出してしまう場合もあるが、頬袋内の炎症や不適切な飼育により誘発されることもある。
脱出が癖になってしまうと、再発することもあるので注意して経過を観察する必要がある。
実績詳細
ジャンガリアンハムスターの頬袋脱
種類 | ジャンガリアンハムスター |
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年齢 | 1 |
診療科目 | エキゾチック診療科 |
症状 | 頬袋が出てしまった。 |
症状の概要
検査結果
症例は活発に動いていたが、右の頬袋が口腔内から脱出し、浮腫を起こしていた。
治療方法
外科的に整復を行うため、反対側の頬袋から内容を取り出した。(ひまわりの種1個)
脱出した頬袋を湿らせ、潤滑ゼリーを付けた綿棒で口腔内へ還納させた
また、再脱出を防ぐために2糸縫合を行った。
治療・術後経過
整復後
経過を観察し、数日後に抜糸を行う予定
担当医:白井 顕治
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