細菌感染は皮膚にできた小さな傷から感染が波及してしまう場合や、不衛生な飼育環境が原因で起きてしまう場合もあります。本症例のようにしこりとして触知されず、べたべたと膿で体がぬれている場合もあります。その場合は膿で湿ってしまうことによる低体温症が併発してしまう場合もありますので、早めの来院をお勧めさせていただきます。
実績詳細
ジャンガリアンハムスター:表皮細菌感染(膿瘍)
検査結果
身体検査において、背部中央に膿汁が排泄される8mm程度のしこりを触知。
細胞診において多数の白血球と細菌が確認されたため、細菌感染による膿瘍と診断した。
治療方法
切開と洗浄を行い、膿汁を排泄後、局所の消毒と抗生剤の全身投与を行った。
治療・術後経過
治療開始後、7日で腫瘤は触知されず、完治に至った。
担当医:白井 義昭
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