犬では平均して生後4~5か月程度で入試から永久歯に歯が生え変わり始め、生後7か月になるころにはハエ代わりが終わるといわれている。また、生後7か月になっても残存している乳歯はそれ以上観察を続けても自然に抜ける可能性は低いため、乳歯抜歯の対象となる。
本症例のように永久歯欠損は、チワワやトイプードルなどの小型犬種にまれに認められる。永久歯が欠損している場合には、乳歯を一生使っていくように保存するため、乳歯抜歯をせずにしておく。
実績詳細
チワワの永久歯欠損の確認
種類 | チワワ |
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年齢 | 0歳 |
診療科目 | 歯科 |
症状 | 避妊手術を行う際に乳歯の確認 |
症状の概要
検査結果
症例は7か月例で、避妊手術を実施するタイミングであるが、いまだに乳歯のみしか生えていない場所があり、歯列矯正の一環として乳歯抜歯を行っていいかどうかの判断が難しかったため、麻酔下で歯科レントゲンを撮影し、永久歯が存在するかを確認した。
その結果、上下の犬歯と、一部の切歯の永久歯が欠損していることが確認されたため、乳犬歯は抜糸せず、このまま犬歯として使用していくこととした。
治療・術後経過
永久歯欠損に対しては特に治療はないため、乳歯のケアを行っていくこととした。
担当医:白井 顕治
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