骨折の固定法には大きく分けて外固定法と内固定法があります。外か内かというのは皮膚を基準に決まり、外固定法にはギブスや副木、ピンを用いたイリザロフ固定などがあります。内固定法は手術を行い、骨に直接固定具をつけて骨折を修復する方法で、使う道具は今回のようなプレートやスクリュー以外にもワイヤーやピンを用いる方法もあります。骨折の形状や犬種、年齢、体重、性格、かけられる費用などを考慮してご家族と骨折の修復方法について相談をして治していきます。
実績詳細
パピヨンの前肢橈尺骨の骨折手術
検査結果
レントゲン撮影を行ったところ、左前肢橈尺骨骨幹端の斜骨折と診断された。
ご家族と相談した結果、治療法としてプレート設置による内固定を選択した。
治療方法
デピューシンセス LCP 1.5mm コンディラープレート使用
骨折部にプレートを設置し、皮膚を縫合して手術終了とした。
治療・術後経過
症例は手術2日後より良好に患肢を着地させ、よく動いていた。
インプラント関連の感染も起こらず良好に抜糸を行った。
術後検診での様子
今後は癒合不全を防止するため、インプラントの段階的除去を行っていく。
経過良好
担当医:白井 顕治
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