爬虫類の皮下膿瘍については内服だけで改善することが困難な場合が多く、状況により本症例のように切開、除去、患部消毒などの外科的な処置が必要になる。膿瘍が形成された場所によるが、処置には全身麻酔が必要になる場合もある。
また、症状が進行すると付近の骨を溶かしてしまったり、原因によっては感染が骨まで波及してしまうこともあるため注意が必要である。
実績詳細
ブルーイグアナの顔面に形成された皮下膿瘍
種類 | ブルーイグアナ |
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年齢 | 2歳 |
診療科目 | 軟部外科・整形外科 エキゾチック診療科 |
症状 | 2か月前から、鼻の先にこぶがある |
症状の概要
検査結果
視診において鼻梁部が主張していた。レントゲン検査においては骨融解は認められなかった。
腫瘍性疾患を鑑別するために細胞診を実施した結果、膿瘍が強く疑われた。
治療方法
患部を切開し、内容の除去と消毒を実施した。
治療・術後経過
抗生剤の内服及び幹部の消毒を継続し、皮膚組織の再再生が認められたため、治療終了とした。
担当医:清水 麗子
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