右大動脈弓が遺残してしまうと、心臓および遺残血管によって食道が囲まれてしまい、様々な程度の狭窄を起こします。
実績詳細
ポメラニアンの右大動脈弓遺残(異常血管輪)
種類 | ポメラニアン |
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年齢 | 3歳 |
診療科目 | 消化器科 呼吸・循環器科 |
症状 | 固形物を食べると吐いてしまう |
症状の概要
検査結果
症例は元気食欲に問題ない状態であったが、固形物を食べると吐いてしまうということが続いていた。
流動食や液状食は問題なく食べれるということだった。
稟告より、食道の異常が示唆されたため、液体バリウムおよび固形と混合したバリウムを飲ませ、透視検査を実施した。
治療方法
検査の結果、液体バリウムは問題なく胃内に到達するが、固形物は心基底部でとどまる所見が得られた。
発生部位および所見より、右大動脈弓遺残による食道狭窄が疑われた。
治療・術後経過
病状の確定のためのCT検査や手術の選択肢を提示したが、原因がわかり、液体物は飲み込めるので追加検査及び治療は希望されなかった。
現在経過観察中
担当医:白井顕治
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