眼の中が濁っている場合、その濁っている物質に関係なくほとんどの場合にはぶどう膜炎という診断が下る。ただし、ぶどう膜炎の原因は特発性と続発性に分けられ、原因疾患の究明が難しいことも多い。眼だけでなく、全身のほかの病気に続発していることも多いため、状態によっては眼以外の全身精査を実施する必要があることを留意しておく必要がある。
実績詳細
マンチカンのぶどう膜炎
検査結果
眼を観察してみると、左目の透明度が低下していることが確認された。
スリットランプ検査において、前眼房内に沈殿物を認めたため、ぶどう膜炎と診断した。
眼圧は左右ともに軽度に低下していた。
治療方法
症例は目の濁り以外に特にほかの全身症状は呈していなかった。
ご家族と相談し、対症療法に対して反応に乏しい場合には全身の精査を実施することとした。
消炎剤及び抗生剤を使用した対症療法を実施した。
治療・術後経過
治療開始3週間後
両眼とも濁りなく改善したため、いったん治療終了とした。
治療終了後に再発するかどうかを注意深く観察していくこととした。
担当医:白井顕治
お気軽に
ご相談ください
志津しらい動物病院043-462-1122 受付時間 9:00~11:30 15:00〜18:30
佐倉しらい動物病院043-483-1212 受付時間 9:00~11:30 14:00~17:30