猫の上部呼吸器の炎症・結膜炎などを引き起こす最も一般的な原因としてヘルペスウイルスやカリシウイルスなどがあげられる。こうしたウイルス、特にヘルペスウイルスは幼少期に感染した際に、そのまま体内に潜んでいることが多く、本人の免疫が低下した際にたびたびヘルペス性角結膜炎や鼻炎を発生させることがある。
今回の症例も抗生剤が著効しなかったためウイルス性鼻炎を疑って感染症に対して広く検査を実施した結果、マイコプラズマが検出された。
実績詳細
マンチカンのマイコプラズマ性鼻炎
種類 | マンチカン |
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年齢 | 2歳 |
診療科目 | 呼吸・循環器科 |
症状 | 鼻詰まりがひどい |
症状の概要
検査結果
鼻炎を呈しており、膿性の鼻汁をくしゃみにより排出していた。
当初は通常最近による感染性鼻炎を疑い一般的な抗生剤による治療を行っていたが、改善しないため培養検査を実施した。
検査の結果、マイコプラズマ・フェリスが陽性であったため、マイコプラズマ性鼻炎と診断した。
治療方法
マイコプラズマに対応した抗生剤を使用することによって、症状の改善が認められた。
治療・術後経過
予後良好
担当医:白井 顕治
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