猫の口唇に形成される好酸球性肉芽腫は猫アトピー症候群の一つに分類される。食事や環境などの外来高原に対して反応していることが示唆されるため、食事療法や免疫抑制療法を実施して、症状をコントロールしていく。
実績詳細
マンチカンの口唇に形成された好酸球性肉芽腫
検査結果
症例は口唇(左上唇)が赤くはれ、潰瘍を形成しているものの、元気食欲に問題は認められなかった。
症状より好酸球性肉芽腫が鑑別に上がったため、麻酔下にて組織生検を実施した。
治療方法
ー-以下病理検査所見ー-
検索した上唇の組織では、粘膜下に顕著な炎症が起こっています。病変内には多数の好酸球の浸潤が確認されることから、好酸球性肉芽腫と判断されます。
本疾患は何らかのアレルギーの関与や特発性の免疫介在性疾患の可能性が示唆されている原因不明の疾患です。検査した組織内には、特異的な感染や、腫瘍性の病変は認められません。
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治療・術後経過
現在食事療法や免疫抑制剤による治療法を調整中。
悪性病変ではないため、予後は良好と考えられる。
担当医:白井 顕治
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