実績詳細

ミニチュアピンシャーのパターン脱毛

種類 ミニチュアピンシャー
年齢 1歳
診療科目 皮膚科 
症状 耳の毛が薄くなっている

症状の概要

パターン脱毛症は毛包の萎縮によっておこる原因不明の疾患である。確定診断には皮膚生検が必要となるが、脱毛は耳介や前胸部、大腿部に限局することがほとんどであり、大きな健康被害も出ないことから、皮膚生検に進む症例は稀である。ダックスやボストンテリア、ミニチュアピンシャーなどの短毛犬種に好発する。被毛のバリアがなくなるため、日光性皮膚炎や毛包炎が多発してしまうことがあるため、症状に応じてスキンケアを実施する。

本症例では発毛が認められたが、同様の治療を実施しても改善が認められないことも多い。

検査結果

症例の体表を観察すると、主訴にあった耳介外側以外に、大腿尾側や前胸部も毛が薄くなっていることが確認された。

 

 

抜毛して毛周期を確認したところ、ほとんどが休止期であった。

 

犬種及び脱毛部位や毛の検査より、パターン脱毛症と診断した。

 

治療方法

パターン脱毛症に対する特効薬的な薬は存在しない。

 

ご家族と相談し、試験的にメラトニンの投与を行ったところ、治療開始2か月後に発毛が認められた。

 

治療前

 

治療開始2か月後

治療・術後経過

投薬を継続する機関について、相談して決めていくこととした。

 

現在経過観察中。

 

 

担当医:白井 顕治

お気軽に
ご相談ください

志津しらい動物病院043-462-1122 受付時間 9:00~11:30 15:00〜18:30

佐倉しらい動物病院043-483-1212 受付時間 9:00~11:30 14:00~17:30

お問い合せフォーム
インターネットでカンタン相談

病院案内アクセス
駐車場有・近隣にコインパーキング有