外傷の治療は、クレンジング、デブリードメント、ドッレッシングの順に実施していく。
創傷周辺の毛刈りを行い、十分に洗浄したのちに、不活化した組織を除去する。その後、術創への肉芽組織の増殖を促していく。こういった術創をすぐに閉鎖すると、失活した組織の区別ができていなかったり、感染が制御されていないなどの原因によって創傷治癒がうまくいかない。複雑化された創傷は時間をかけて治していくことが重要といえる。
実績詳細
咬傷による皮膚壊死の治療
種類 | トイプードル |
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診療科目 | 軟部外科・整形外科 |
症状 | 背中をほかの犬にかまれてしまった |
症状の概要
検査結果
背部皮膚が血行を失い壊死している様子が確認された。
ご家族と相談のうえ、麻酔下ででブリードメントを行い、創傷管理をしていくこととなった。
治療方法
麻酔下にて壊死組織を除去したのちに、湿潤療法を行い創面への肉芽組織の増殖を促した。
治療・術後経過
良好に皮膚が伸長してきたため、このまま治癒させることとなった。
経過良好
担当医:白井顕治
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