ケンネルコフは若齢犬に起こる細菌もしくはウイルス感染性肺炎・気管支炎の総称で、免疫の発達が不十分であったり、過密飼育や不衛生な飼育環境のストレスにより発症すると考えられています。原因微生物としていくつかのものがあげられていますが、通常の呼吸器道内にも存在する微生物が感染を起こしてしまうことがほとんどです。
若齢の呼吸器疾患時に適切な抗生剤を使用しないと、咳やくしゃみ、それによる睡眠不足などにより体力を消耗していってしまいます。ペットショップやブリーダーさんから引き取った後に呼吸器症状が出てしまった場合には早めにご来院ください。
実績詳細
子犬(ミニチュアダックスフント)のケンネルコフ
種類 | ミニチュアダックスフント |
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年齢 | 3か月 |
診療科目 | 産科・小仔科 呼吸・循環器科 |
症状 | 咳と鼻水が出る |
症状の概要
検査結果
2日前より飼育。
ペットショップにいるときからくしゃみと咳が出ていた。
レントゲン検査及び胸部聴診より、若齢犬の罹患するケンネルコフと診断した。
治療方法
呼吸器疾患に適した抗生剤と、去痰剤を処方した。
治療・術後経過
内服2日目に有意な状態の改善を認めた。
咳はほぼ認められなくなり、くしゃみも止まった。
数日間は様子を見るために内服を継続し、治療終了とした。
経過良好
担当医:白井 顕治
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