急性湿疹は体の様々な部位に起こるかゆみや痛みを伴う湿疹で、発見が早かった場合には患部は脱毛していないことが多いです。
局所的な細菌や真菌の感染が主な原因となります。掻き続けることで患部は悪化し、広がるため、発見したら早期の受診をお勧めします。
実績詳細
柴犬の急性湿疹(ホットスポット)
種類 | 柴犬 |
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年齢 | 4 |
診療科目 | 皮膚科 |
症状 | 体をかゆがる |
症状の概要
検査結果
外貌上、背部正中に直径3センチほどの紅斑が確認された。
病状を正確に把握するため、また、患部を清潔に保つために周辺の毛刈りを行った。
患部は直径28mmで、びらんは形成されていなかった。
周辺も少し広く刈ったが、ほかに病変部位は確認されなかった。
患部の細胞診では球菌と白血球が認められたため、急性湿疹(ホットスポット)と診断した。
治療方法
患部を洗浄するとともに、消炎剤と抗生剤の内服を行った。
治療・術後経過
治療開始数時間後には患部をかゆがることもなくなり、3日後には患部の炎症は収束していた。
念のため良化してから10日ほど内服を継続して治療終了とした。
患部は炎症の瘢痕として皮膚の色が黒くなってしまったが、数か月後には元の色に治っていた。
担当医:白井 顕治
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