マイボーム腺腫は犬のまぶたに好発する良性腫瘍である。できやすい個体には2~5個ほどできることもある。治療はレーザー焼灼や凍結、外科的切除などがあるが、基本的にはいずれも全身麻酔が必要である。腫瘍自体が悪性の挙動を示すわけではないものの、場所や形状によっては角膜障害を起こしたり感染が起きたりするため、治療を行うことが推奨される。
実績詳細
犬のマイボーム腺腫:手術
検査結果
身体検査所見より、元気・活動性・意識に異常は認められなかった。
右眼・上眼瞼中央部に腫瘤を確認。
マイボーム腺腫の疑いが強く、切除を勧めた。
治療方法
圧平板を利用し瞼を固定したのちに、切除を行い、縫合した。
縫合後
治療・術後経過
術後14日後に抜糸を行った。
まぶたの引き連れも感染もなく、良好。
病理検査においてマイボーム腺腫であることが確認された。
摘出状態は良好であり、再発はしなかった。
治療終了
担当医:白井 顕治
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