気管虚脱は原因不明の気管の軟骨細胞の減少や軟骨器質の変化によっておこる病気です。ヨークシャーテリアやポメラニアン、チワワ、トイプードルなどの小型種に多い病気です。
実績詳細
犬の頸部気管虚脱
検査結果
一般身体検査及び聴診では、心臓の音に異常は認められませんでした。
喉の付近を触ると咳が容易に誘発されました。
胸部レントゲン検査では、頸部を中心に虚脱した気管が認められました。
(虚脱し、細くなった気管)
透視検査を実施したところ、動画にて拡張と虚脱を繰り返す気管が確認されましたので、
気管虚脱グレードⅢと診断させていただきました。
治療方法
気管虚脱の治療法には外科療法と内科療法があります。
当院では内科療法のみを行っており、外科療法が必要と判断された際には呼吸器外科を専門とする病院に紹介させていただきます。
この症例では、内科療法に良好に反応していました。
内科治療から1年2か月後に症状が悪化し、今後内科でのコントロールが難しいと判断されたために、外科手術を行いました。
治療・術後経過
現在、良好で、治療は行っておりません。
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